Linuxの各プロセスのメモリ使用量は、Zabbixエージェントのproc.memで取得可能です(Windowsは未対応)。 このキー、オプションの指定に癖があり、マニュアルをよく確認しないで値を取得すると、間違ったデータを収集していることになります。
依存アイテムは、V3.4から追加された機能です。複数の情報が含まれるデータを1度取得すれば、そこから複数のアイテムに分割することができます。これにより、監視対象へのアクセス頻度を減らしたり、監視データの正確性を高めることができます。 たとえば、W…
ログ監視のキーlog、logrtなどでは、2番目の引数で、対象の文字列を指定するための正規表現を指定します。 正規表現は、アイテム設定のキー欄で直接指定するだけでなく、ユーザマクロや、グローバル正規表現というシステム共通の正規表現も利用可能です。
ログ監視で値が取得できない場合に、チェックしたほうがよいポイントをまとめました。 慣れている方は、ログをみれば原因はわかると思いますが、Zabbixを始めたばかりの頃は、ログの内容を理解するのも難しいですし、そもそも慣れてないうちはログもエラーだ…
ログファイルや、プログラムが作成するファイルの中のデータを監視する際、ファイル名が必ずしても一定でない場合があります。 キーlogrtは、ファイル名の部分を正規表現で指定し、複数のファイルをチェック対象とすることができます。
ログファイルのデータは、エラー情報だけでなく、様々なデータが記録されています。 Zabbixは、ログファイルの特定のテキストから条件を指定して、特定のデータのみ切り出しで監視データとして取り込むことができます。 この機能を使って、実際にZabbixのロ…
データ型の中でもログはやや特殊です。その他のデータ、数値やテキストは、監視データと取得時間が記録されています。それに対しログは、ログ自体の記録日時や、イベント情報、優先度といった別の属性も同時に保持できるようになっています。 今回は、ログフ…
WindowsやLinuxの監視を行う場合、SNMPでもある程度のレベルの監視することが可能です。SNMPエージェントは、わざわざインストールしなくても、最初から含まれていて、簡単なセットアップで監視が開始できます。 一方、Zabbix Agentで監視を行う場合は、必ず…
障害の発生と復旧の通知、特に、障害が収束した状態の認識・通知方法は、運用管理の品質や効率化に関わる重要なポイントです。Zabbixのトリガーは、復旧条件も柔軟に設定可能です。
トリガー関数のなかで、lastは最新の監視データを取得する用途で非常によく使います。 私自身、last関数を使う時は99.99%引数なしで使っていますが、過去のデータを参照しようとした際、きちんとマニュアルを読まずに適当な引数を入れて使用し、思ったとおり…
SNMPやWebAPIで取得する監視データは、文字列データに変換しないと、内容がわからないデータが結構ありまります。 HTTPのエラーコード 404 なら、Page not foundと答えられる人は多いですよね。では、505 は?? HTTP Version Not Supported 、だそうです・…
2回に分けて、アイテムの保存前処理の紹介をしています。 前回は計算、差分、数値変換の各設定を確認しました。 2. アイテムの保存前処理 - 計算、差分、数値変換 - 誰でも ZABBIX 今回は、正規表現、文字列削除、XML XPath、JSON Pathを設定を紹介します。
V3.4より、アイテム画面の中で指定していた値の乗数や、差分保存の指定項目が、別タブの保存前処理という画面で指定するように変更になりました。 別画面になったことは不便ですが、その分、xpathやjson pashのサポートなど、非常に強力な機能が備わっていま…
ヒストリは、監視アイテムの設定時に指定した間隔で取得したデータをそのまま保存しているデータです。監視間隔を短く指定すると、当然のことながらあっという間にデータのサイズが大きくなり、Zabbixサーバのパフォーマンスに様々な悪影響を与える可能性が…
Zabbixアプライアンスは、最初からSNMPトラップが受信可能な状態になっています。 まずは、比較的シンプルな設定でSNMPトラップを監視データとして取り込み、監視対象からどのようなトラップデータが飛んでくるのかよく観察してから、監視設定の詳細を検討す…
監視対象からデータを取得するには、SNMPやZabbixAgentで対応できるケースが多いと思います。 最近は、WebAPIでデータを取得するインフラや、アプリケーションが増えて得いるので、そこからデータを取得するために、外部スクリプトを使った監視が必要になり…
Zabbixは、取得したデータに指定した単位を付けて表示します。一部の単位名では、あらかじめ決められたルールでデータが変換されるので、内容を理解して、適切な単位を指定しましょう。
アイテムのキーや、トリガー関数、等、設定中に参照する頻度の高いページへのリンクです。 Zabbixのマニュアルは、メニューツリーのレスポンスがあまりよくないのっで、よく使うページをブラウザにブックマークしておくのがおススメです。
Zabbixのグラフは、プリセットされている表示範囲と、スライドバーでかなり直感的に選択できます。ただ、ちょっとわかりずらいのが、日時を直接指定するケースです。 グラフの期間指定には、fixedとdynamicという二つのモードがあり、その違いを理解していな…
Zabbixをインストールした後、監視するホストやアイテムの数が増えていくと、いろいろ調整するところが出てきます。 今回は、Zabbixサーバのコンフィグファイルの場所、設定内容の確認方法等、基本的な項目を紹介します。
通常、監視アイテムはZabbixサーバから、監視対象にデータを取りにいきます。 Zabbixトラッパーは、その逆で、監視対象側から任意のタイミングでデータを送ることができます。 実際にコマンドラインで確認すると、非常に単純でわかりやすい機能だということ…
Zabbixが監視対象からデータを取得する場合、一定の時間内に監視対象からデータが取得できないと、タイムアウトエラーになります。今回は、タイムアウトになるまでの時間を変更する方法と、そのパラメタを変更した場合にZabbix serverの環境に与える影響を確…
アプリケーション は、ネーミングからその機能がちょっと想定しづらいのですが、ようは、監視したデータをグルーピングする際の名称です。 うまく使うと、データの確認が格段にしやすくなります。
数値を扱うことが可能なデータ型には、2つの型があります。 数値(整数) 数値(浮動小数) 整数で定義していたアイテムに小数を入れ場合、常にエラーになるわけではなく、小数点以下が切り捨てられて納され、エラーにならないケースもあります。どのような…
パーセンタイルというのは、普段あまり聞きなれない言葉ですが、監視データするデータによっては、指定したパーセンタイルの値をパッとグラフで確認できるのは便利な場合があります。 今回は、パーセンタイルの利用例と、実際どのように確認できるかを紹介し…
Zabbixでは、監視データから任意のグラフの作成が非常に簡単にできるようになっています。 そのなかで、少しだけわかりづらい点があるので、その辺を簡単に説明します。 今回は、アイテムごとに指定する関数 です。
LLDは複数のデータを自動で展開してくれる便利な機能です。ただ、OSや取得するデータのタイプによっては、余分なものが大量にヒットしてしまい、ノイズだらけのデータになってしまうこともあります。 その典型的な例が、WindowsのNIC(Network Interface Car…
Zabbixアプライアンスのバージョンアップはパッケージと同じ手順で可能です。簡単に実施できるので、新バージョンがリリースされたら、ぜひ試してみてください。
シンプルチェックは、監視対象に対して、特定のプロトコルでの通信が可能か、どの程度のレスポンスがあるか、というチェックが可能です。 シンプルrチェックは、Pingだけでなく、TCPやUDPでのチェックが可能で、通信ができるかどうかだけではなく、応答時間…
Zabbixでは、定期的な監視間隔の指定だけでなく、特定の日、曜日、日時にだけ監視データを取得する、という設定も可能です。 この機能は更新間隔のカスタマイズという設定欄で指定が可能です。カスタマイズには、例外設定と定期設定があります。