2. 更新間隔のカスタマイズ
Zabbixでは、定期的な監視間隔の指定だけでなく、特定の日、曜日、日時にだけ監視データを取得する、という設定も可能です。 この機能は更新間隔のカスタマイズという設定欄で指定が可能です。カスタマイズには、例外設定と定期設定があります。
例外設定
監視データの中でも、平日の昼間だけ監視したい、もしくは週末の夕方だけ監視したい、といったように、ある程度監視のレンジを広く設定する場合にこの設定を使用します。
期間の枠の最初の数値(1から7が指定可能)は、曜日の指定です。1が月曜、2が火曜・・・・7が日曜です。曜日の指定は省略できないので、毎日同じ設定を指定する場合でも、1-7としなければいけないようです。
このような設定をする場合、指定した時間以外は監視データの取得をしないケースがほとんどだと思います。そのような場合、通常の監視間隔には0を指定します。監視間隔に0以外の数値を指定したままにしておくと、例外設定とは別に定期的な監視は通常通り実行されてしまいます。
定期設定
特定の日時、曜日をピンポイントで指定して監視データを取得したい場合は、定期設定の方を使います。
上記画面の定義内容、実行タイミングは以下のとおりです。
- md17h23m10,20,30 毎月17日の23時10分、20分、30分
- md15-20h7,8m/15 毎月15から20日の7時と8時に15分間隔
- h6m36,38 毎日6時36分、6時38分
- h9m30s45 毎日9時30分45秒
ちょっと表記がややこしいですが、結構柔軟な設定が可能です。
上記の設定で実際にデータを取得した結果がこちらです。
Zabbixのマニュアルにも設定例がいろいろ載っているので、そちらもぜひ参照してください。
設定エラーの一例
私自身が何度かはまった間違いが以下のケースです。
更新間隔が間違っています というメッセージがでるので、たいてい、カスタマイズ の方の更新間隔がまずいと考え、マニュアル見ながらいろいろ試すのですが、いつまでもエラーのままです。ふとよく見ると、通常の更新間隔に入力していた0が2バイト文字の0だった、という落ちでした。
私はかなりおっちょこちょいなので、この手のミスで結構時間をロスしたりします。同じようなパターンにはまらないよう、ご参考になれば。