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2.トリガー(手動でのクローズの許可)

SNMPトラップやログファイルのデータでトリガーを発行させる場合は、クローズするタイミングや条件を考えておかないと、トリガーの条件を上手に設定しないと、障害の状態を適切に把握するのが難しくなるかもしれません。

Zabbix3.2から、トリガーの手動クローズという機能ができたので、トリガーを任意のタイミングでクローズさせることができました。

トリガーの設定

トリガーの設定の際、下部にある手動でのクローズ許可 にチェックを入れます。
また、障害イベント生成モード複数を選択するのをおススメします。こうすることで、複数のログメッセージが検知するたびに、別々のトリガーが発行されます。

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トリガーの発生

トリガーの対象となるデータが2件発生した状態です。

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トリガー画面では、1件のトリガーが表示されます。

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障害画面では、それぞれのログデータが別々のログデータとして表示されています。

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トリガーのクローズ

トリガーをクローズするには、コメント欄のいいえのリンクをクリックします。

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メッセージを入力し(必須です)、障害のクローズチェックボックスをクローズしてから、障害対応コメント ボタンを押します。

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これで障害がクローズされます。

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複数のトリガーを、まとめてクローズすることも可能です。
クローズしたい障害にチェックを入れ、障害対応コメントの一括処理 を選択します。

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これで、複数のトリガーをまとめてクローズすることが可能です。