4. Zabbix serverの設定 - zabbix_server.conf
Zabbixをインストールした後、監視するホストやアイテムの数が増えていくと、いろいろ調整するところが出てきます。
今回は、Zabbixサーバのコンフィグファイルの場所、設定内容の確認方法等、基本的な項目を紹介します。
Zabbixサーバのコンフィグファイルの場所
zabbixサーバのメインプロセスが参照しているコンフィグファイルは、以下のコマンドで確認可能です。
$ ps aux | grep "zabbix_server -c" zabbix 32134 0.0 0.9 227564 9884 ? S Jan27 0:00 /usr/sbin/zabbix_server -c /etc/zabbix/zabbix_server.conf
/etc/zabbix/zabbix_server.confがZabbixサーバのコンフィグファイルです。
ソースからmakeしている環境だとパッケージ版と違う場所にあったりすることもありますし、複数のコンフィグファイルがあってどれが使われているかよくわからない、という際にもこのように確認すれば確実です。
コンフィグファイルの設定内容
場所を確認したファイルを開き内容を確認します。Zabbixのコンフィグは、すべての設定可能な項目にコメントが記載されており、慣れるとマニュアルを見なくても設定の変更ができるので便利です。
ただ、最初はコメントだらけだと、逆に全体像がつかみづらくなる面もあり、ちょっとわかりづらいかもしれせん。
そのような場合は、grepコマンドでコメント行を除外して表示すると、どのような設定がされているかわかりやすくなります。
$ egrep -v "^#|^$" /etc/zabbix/zabbix_server.conf LogFile=/var/log/zabbix/zabbix_server.log LogFileSize=0 PidFile=/var/run/zabbix/zabbix_server.pid SocketDir=/var/run/zabbix DBName=zabbix DBUser=zabbix DBPassword=xxxxxxxxx JavaGateway=127.0.0.1 StartJavaPollers=5 SNMPTrapperFile=/var/log/zabbix/snmptrapfmt.log SNMPTrapperFile=/var/log/snmptrap/snmptrap.log StartSNMPTrapper=1 AlertScriptsPath=/usr/lib/zabbix/alertscripts ExternalScripts=/usr/lib/zabbix/externalscripts FpingLocation=/usr/bin/fping Fping6Location=/usr/bin/fping6 LogSlowQueries=3000
設定の説明
Zabbixサーバの設定項目は、マニュアルの以下のページで確認可能です。
内容がわかりづらいときは、ちょっとバージョンが古いですが、やはり、日本語のページがわかりやすいです。
まず、Ver2.2のリンクをクリックし、それから日本の国旗をクリックします。
まずはこちらで内容を理解してから、英語版のマニュアルを参照するのもおススメです。