誰でも ZABBIX

Zabbixの使い方、役に立つ情報、等々

4. Zabbix serverの設定 - zabbix_server.conf

Zabbixをインストールした後、監視するホストやアイテムの数が増えていくと、いろいろ調整するところが出てきます。

今回は、Zabbixサーバのコンフィグファイルの場所、設定内容の確認方法等、基本的な項目を紹介します。

Zabbixサーバのコンフィグファイルの場所

zabbixサーバのメインプロセスが参照しているコンフィグファイルは、以下のコマンドで確認可能です。

$ ps aux | grep "zabbix_server -c" 
zabbix   32134  0.0  0.9 227564  9884 ?        S    Jan27   0:00 /usr/sbin/zabbix_server -c /etc/zabbix/zabbix_server.conf


/etc/zabbix/zabbix_server.confがZabbixサーバのコンフィグファイルです。

ソースからmakeしている環境だとパッケージ版と違う場所にあったりすることもありますし、複数のコンフィグファイルがあってどれが使われているかよくわからない、という際にもこのように確認すれば確実です。

コンフィグファイルの設定内容

場所を確認したファイルを開き内容を確認します。Zabbixのコンフィグは、すべての設定可能な項目にコメントが記載されており、慣れるとマニュアルを見なくても設定の変更ができるので便利です。

f:id:Unam:20180128105817p:plain

ただ、最初はコメントだらけだと、逆に全体像がつかみづらくなる面もあり、ちょっとわかりづらいかもしれせん。

そのような場合は、grepコマンドでコメント行を除外して表示すると、どのような設定がされているかわかりやすくなります。

$ egrep -v "^#|^$" /etc/zabbix/zabbix_server.conf
LogFile=/var/log/zabbix/zabbix_server.log
LogFileSize=0
PidFile=/var/run/zabbix/zabbix_server.pid
SocketDir=/var/run/zabbix
DBName=zabbix
DBUser=zabbix
DBPassword=xxxxxxxxx
JavaGateway=127.0.0.1
StartJavaPollers=5
SNMPTrapperFile=/var/log/zabbix/snmptrapfmt.log
SNMPTrapperFile=/var/log/snmptrap/snmptrap.log
StartSNMPTrapper=1
AlertScriptsPath=/usr/lib/zabbix/alertscripts
ExternalScripts=/usr/lib/zabbix/externalscripts
FpingLocation=/usr/bin/fping
Fping6Location=/usr/bin/fping6
LogSlowQueries=3000


設定の説明

Zabbixサーバの設定項目は、マニュアルの以下のページで確認可能です。

1 Zabbix server [Zabbix Documentation 3.4]


内容がわかりづらいときは、ちょっとバージョンが古いですが、やはり、日本語のページがわかりやすいです。

まず、Ver2.2のリンクをクリックし、それから日本の国旗をクリックします。

f:id:Unam:20180128110030p:plain

まずはこちらで内容を理解してから、英語版のマニュアルを参照するのもおススメです。

f:id:Unam:20180128110131p:plain