3. Zabbixインターナル監視のグラフ (5) - テーブルサイズ、ハウスキーピング
Zabbix Shareに公開したテンプレートで、Zabbixの状態を把握するための様々なグラフを一つのスクリーンで同時に確認することができます。
今回紹介するのは、Zabbixのデータ量に関するグラフです。
今回紹介するグラフの配置です。
テーブルサイズ
Zabbixアプライアンスでは、MySQLのデータはテーブル毎に個別のファイルになるように設定されています。 データベースのレコード数をカウントしても実際のデータ量をダイレクトに算出することは難しいですが、ファイルサイズを把握していれば、どのデータタイプがどの程度増えているかを直接確認することが可能です。
ファイルサイズは、Zabbixエージェントのvfs.file.sizeというキーを使用しています。
データフォルダの場所は、マクロで変更が可能になっています。
この監視データを取得するためには、環境面でいくつか条件があります。
- Zabbixで使用しているDBがMySQLであること
- MySQLのデータファイルがテーブル単位になっていること
- zabbix_agentがMySQLのデータファイルに参照権限があること
(該当ディレクトリ/ファイルの権限を変更するか、Zabbixエージェントをroot権限で実行する。今回はroot権限で起動しています。)
ハウスキーピング
ハウスキーピングの処理件数は、Zabbixサーバのログファイルに記録されています。
この中から、ヒストリーとトレンドの削除件数をZabbixエージェントのログ監視機能を使って数値データとして取り出します。
データの削除処理はDBへの負荷が大きいので、Housekeepingプロセスの稼働率だけではなく、実際の処理量の長期的な稼働率を確認しておくことで、適切なハウスキーピングの設定をするのに役立つと思います。