4. Zabbix serverの設定 - CacheUpdateFrequency
WebUIで変更したアイテムは、一定間隔で監視プロセスに更新されます。デフォルトの設定間隔は60秒です。通常はこの設定問題はないのですが、アイテムやトリガーの条件などを試行錯誤しながら確認していると、変更結果をすぐに確認することができず、作業効率が悪くなってしまいます。
この設定はzabbix_server.confの CacheUpdateFrequencyで変更が可能です。
設定を調整している間はこの値を短くしておいたほうが、更新結果がすぐに反映されて効率が良くなります。今回は、CacheUpdateFrequencyを短くした場合に、どの程度システムの負荷が上がるか確認してみます。
デフォルト設定値の変更
viでzabbix_server.confを開きます。
sudo vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
設定値を10秒に変更します。
# CacheUpdateFrequency=60 CacheUpdateFrequency=10
zabbixサーバをリブートします。
sudo service zabbix-server restart
サーバへの負荷
実際にCacheUpdateFrequencyを10秒、1秒にした状態で、どの程度の負荷になるかを確認しました。
間隔を1秒にしても、プロセスのビジー率は多少あがりますが、システム全体としてはそれほど大きな影響はありません。上記の負荷は、ホストやアイテムの設定変更行っても、変化ありませんでした。 この程度であれば、調整中は間隔を短くしておいたほうが、作業効率は良さそうです。
もちろん以下のコマンドで、強制的に設定情報をメモリにリロードすることもできますが、コマンドをいちいち覚えていないですし、変更のたびにコマンドを打つのも面倒ではあるので、最初に設定を変えてしまうほうがよいと思います。
sudo zabbix_server -R config_cache_reload