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4. Zabbix serverの設定 - CacheUpdateFrequency

WebUIで変更したアイテムは、一定間隔で監視プロセスに更新されます。デフォルトの設定間隔は60秒です。通常はこの設定問題はないのですが、アイテムやトリガーの条件などを試行錯誤しながら確認していると、変更結果をすぐに確認することができず、作業効率が悪くなってしまいます。

この設定はzabbix_server.confの CacheUpdateFrequencyで変更が可能です。

設定を調整している間はこの値を短くしておいたほうが、更新結果がすぐに反映されて効率が良くなります。今回は、CacheUpdateFrequencyを短くした場合に、どの程度システムの負荷が上がるか確認してみます。

デフォルト設定値の変更

viでzabbix_server.confを開きます。

sudo vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf


設定値を10秒に変更します。

# CacheUpdateFrequency=60
CacheUpdateFrequency=10


zabbixサーバをリブートします。

sudo service zabbix-server restart


サーバへの負荷

実際にCacheUpdateFrequencyを10秒、1秒にした状態で、どの程度の負荷になるかを確認しました。

f:id:Unam:20180326222254p:plain

間隔を1秒にしても、プロセスのビジー率は多少あがりますが、システム全体としてはそれほど大きな影響はありません。上記の負荷は、ホストやアイテムの設定変更行っても、変化ありませんでした。 この程度であれば、調整中は間隔を短くしておいたほうが、作業効率は良さそうです。

もちろん以下のコマンドで、強制的に設定情報をメモリにリロードすることもできますが、コマンドをいちいち覚えていないですし、変更のたびにコマンドを打つのも面倒ではあるので、最初に設定を変えてしまうほうがよいと思います。

sudo zabbix_server -R config_cache_reload