3. ログ監視 - 件数カウント
Zabbix agentのlog.countキーで、ファイルの件数をカウントできます(Zabbix3.2以降)。
ファイル名を指定するだけで、ログ(行)の増加数をカウントできます。キーワードを指定するれば、その文字を含む行の増加数だけををカウントできます。
一般的に、ログファイルは異常が起きたときに書き込まれる量が増加するため、単純にログの発生数をカウントするだけでも、システムの稼動状況を把握するのに役立ちます。
log.count/logrt.countキーは、log/logrtと同様に、Zabbix Agent(アクティブ)指定で使用可能なキーです。
ファイル名のみ指定
以下の設定は、Zabbix serverのログ件数を取得する例です。特に検索キーワードを指定していないので、すべてのログがカウントされます。
log.count[/var/log/zabbix/zabbix_server.log,,,,skip]
グラフで確認するとこんな感じになります。
日本語のフォルダ名、キーワード
日本語のフォルダ名もチェック可能ですが、キーワードに日本語を指定する場合は、log/logrtと同様、文字コードの指定に注意してください。
エンコードを指定しない場合は、UTF-8で処理されるので、監視対象のファイルもUTF-8で保存しておく必要があります。
log.count[C:\テストフォルダー\テキスト_UTF-8.txt,"文字",,,skip]
シフトJIS(メモ帳だとANSIとなっています)のファイルを対象とする場合は、以下のように指定すればOKです。
log.count[C:\テストフォルダー\テキスト_ANSI.txt,"文字","SHIFT_JIS",,skip]