誰でも ZABBIX

Zabbixの使い方、役に立つ情報、等々

2. 値のマッピング

SNMPやWebAPIで取得する監視データは、文字列データに変換しないと、内容がわからないデータが結構ありまります。 HTTPのエラーコード 404 なら、Page not foundと答えられる人は多いですよね。では、505 は??

HTTP Version Not Supported 、だそうです・・。

このように、監視データも取得したままの数値データとして表示するよりも、文字に変換したほうがわかりやすくて便利です。Zabbixの値のマッピング は、監視データとして保存する際には、元のコードのままで、表示するときだけ対応する文字も併記してくれる便利な仕組みです。

ユーザは、システムに登録された変換データを利用するだけではなく、ユーザが自分で値の変換テーブルを作成することも可能です。

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2. アイテムの保存前処理 - 正規表現、文字列削除、XML XPath、JSON Path

2回に分けて、アイテムの保存前処理の紹介をしています。

前回は計算、差分、数値変換の各設定を確認しました。

2. アイテムの保存前処理 - 計算、差分、数値変換 - 誰でも ZABBIX

今回は、正規表現、文字列削除、XML XPathJSON Pathを設定を紹介します。

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2. アイテムの保存前処理 - 計算、差分、数値変換

V3.4より、アイテム画面の中で指定していた値の乗数や、差分保存の指定項目が、別タブの保存前処理という画面で指定するように変更になりました。

別画面になったことは不便ですが、その分、xpathjson pashのサポートなど、非常に強力な機能が備わっています。

各設定をそれぞれ実際に確認してみたいと思います。

量がちょっと多いので、2回に分けて紹介します。今回は、Zabbixの初期から提供されている計算、差分、数値変換の各設定を確認します。

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2. ヒストリ・トレンドの期間指定

ヒストリは、監視アイテムの設定時に指定した間隔で取得したデータをそのまま保存しているデータです。監視間隔を短く指定すると、当然のことながらあっという間にデータのサイズが大きくなり、Zabbixサーバのパフォーマンスに様々な悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

トレンドは、ヒストリデータを1時間単位でまとめたデータで、各アイテムの最小値、最大値、平均値を保存できます。トレンドデータは、数値データだけ作成されます。文字データにトレンドはありせん。

トレンドデータは、1分毎に収集しているアイテムでも、30分に1回収集しているアイテムでも、作成されるトレンドデータは、1時間に1レコードです。

両者をうまく使い分けることで、システムリソースを効率的に使いながら、監視データを長期間Zabbixサーバ上で保存することができます。

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2. 監視アイテムの追加 - SNMPトラップ

Zabbixアプライアンスは、最初からSNMPトラップが受信可能な状態になっています。

まずは、比較的シンプルな設定でSNMPトラップを監視データとして取り込み、監視対象からどのようなトラップデータが飛んでくるのかよく観察してから、監視設定の詳細を検討することをおススメします。

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2. 監視アイテムの追加 - 外部チェック

監視対象からデータを取得するには、SNMPやZabbixAgentで対応できるケースが多いと思います。

最近は、WebAPIでデータを取得するインフラや、アプリケーションが増えて得いるので、そこからデータを取得するために、外部スクリプトを使った監視が必要になります。

外部スクリプトは、依存アイテムを使った効率的なデータの取得や、独自にディスカバリーデータの生成、計算アイテムでは対応できないデータの複雑な編集・演算などにも使える大変便利な機能です。

今回は、外部スクリプトの一番基本的な使い方に絞って説明し、応用的な使い方はまた別途紹介させていただきます。

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2. 単位(Unit)

Zabbixは、取得したデータに指定した単位を付けて表示します。一部の単位名では、あらかじめ決められたルールでデータが変換されるので、内容を理解して、適切な単位を指定しましょう。

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