3. Zabbixインターナル監視のグラフ (6) - キャッシュ
Zabbix Shareに公開したテンプレートで、Zabbixの状態を把握するための様々なグラフを一つのスクリーンで同時に確認することができます。
今回は、Zabbixのキャッシュに関するグラフです。
今回紹介するグラフの配置です。
キャッシュの役割
性能改善とキャッシュのサイズは密接に関係しています。とはいえ、私自身、プロセスとキャッシュの関係を人に説明できるほど理解しているわけではなく、グラフを見ながら足りなくなったら増やすといった程度の認識です。
今回キャッシュのグラフの説明にあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。
勉強させていただいただけで、あまりこの記事の内容には反映されていませんが、内容を理解できたおかげで、足りなかったグラフがあることに気づくことができました(キャッシュサイズのグラフ)。
グラフ
キャッシュサイズ
各グラフのキャッシュサイズが確認できます。キャッシュのサイズはZabbixサーバのコンフィグで設定しますが、サイズが不足した際に現在何バイト設定しているのか?、いつ値を変更したのか?、ということがこのグラフを見ればすぐに把握することができます。
キャッシュ使用率
各キャッシュの使用率です。このグラフは公式テンプレートに元々含まれているものです。25%以下になるとトリガーを発行するよう閾値も設定されており、それだけ重要な指標なのだと思います。
バリューキャッシュ使用率とヒット数
このグラフはバリューキャッシュのサイズと使用率が同時に確認できます。
キャッシュサイズのグラフを途中から追加したので、このグラフ自体はなくても良かったかもしれません。
バリューキャッシュのヒット数です。